内容設定も肝心だろ?

3/3
前へ
/7ページ
次へ
辺りは真っ暗で足をくじいてしまいそうだ。 「おい!こんな所にまで来て何の仕事なんだよ!!」 「……ふふふ…、ククク…。アナタがアレを隠した。その場所を教えていただきたい。」 「はぁ?アレ?」 「そうですアレです。早く隠した場所を教えてください。」 「アレってなんだよ。」 (ん?アレ?。そう言えば今朝、変な服装の奴にも『早くアレを渡すのじゃ!!』とか『どこに隠したのじゃ!!』とか言ってたな。) 「俺、何も隠してねぇよ。」 「言わない気ですか。やむを得ないですね…。」 「だから何も隠してねぇって…。」 するとローブの中からアタッシュケースを出した。 「さっきアナタは幽霊などを信じないと言っていましたが、今から目にも恐ろしい生き物を見る事になるでしょう。」 (なに言ってんだ?) 「来なさい!!ド・グラングゴート!!」 そのかけ声と共にアタッシュケースが開いた。 中から急激な煙りで視界はすぐに見えなくなった。 「うおっ!な、なんだこの煙りゃ!!ゲホっゲホっ!!」 「何しやがった!!ゴエヘホゥっ!!」 俺はそれでもローブ男を見続けた。 煙が少し消えてきた。 (アイツはどうなった!?) 「………」 「ゲホっゲホっゲホっ…。何でこんな煙が出るんですかねぇ。」 「いつもは少量の煙なはずのに」 「ハッ!!。これはこれは大変な事になりましたねぇ…。」 「何が大変なんだ?」 「これはこれは…、ははっランク間違えちゃいましたねぇ。」 そして完全に煙が晴れる。 すると白いローブの男の右斜め前に一軒家ぐらいの大きさの怪物が見えた。 「………」 俺は信じれないと思い、驚愕する。
/7ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加