第1章 出逢い

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堀口は他のクラスだけど なぜか有名だった。 サッカー部でノリが良くて 典型的なリーダータイプで… そんなことを思いながら 堀口をまじまじと見つめてた。 「…是永?…もしかして お前 呼びかけ?」 驚いたことに 堀口は私の名前を知っていた 「えっ あ、ほり…ぐちも 呼びかけ?」 「おぅ! ってかさ、何か、 俺らだけっぽいよ?」 ……え? . . 俺ら、 だけ? 「えっ ちょっ え? だけって… 2人だけってこと…?」 「うん ぽいね てか、最初俺1人だけかと思って まじビビった。笑」 って 堀口は笑い飛ばしたけど 2人だけ…だよ!? むしろ逆に、 1人の方がいいくらいだよ!? 「…うん。まぁ 頑張って3年生を見送りたいよね!」 「だよなっ! まぁ 頑張ろうぜ」 ………… そうやって君は 知り合いでもなかった私に 分け隔てなく 接してくれたね 君との会話が 楽しくて 初め、心にあった不安が いつの間にか 期待に変わってた これが 本当の 是永麻由香 と 堀口真人の 出会いだったのかな
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