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出版業界が舞台のオムニバスなのだが、これを読んだ後に作家になりたい等と寝惚けたことを言う人間はいないだろうと思うほどに筆致は辛辣だ。
私、同じ著者の『名探偵の掟』が大好きなのだが、そういう雰囲気も少しある。
伝説の編集者獅子取のスライディング土下座、見てみたいなぁ。
くさやと言われた作中作『激鉄のポエム』だって読んでみたい。
でも、一番興味があるのが“唐傘ザンゲ”
明らかに若かりし頃の東野圭吾自身でしょう。
そうじゃないかもしれないけれど、私にはそう感じられました。
関係ないけれど、『名探偵の掟』に登場していた古井株子がゲスト出演。
これには笑いました。
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