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特に分かれ道もなかったので、ただ真っ直ぐに進むと行き止まりだった。
東郷「行き止まりかよ」
十河「…そうだね」
俺達がそう言っていると、五十嵐が隅の方へ行きしゃがんでいた。
東郷「何してんだ?そんなとこ…………で…」
俺は五十嵐の見ていた物を見て驚いた。なんと、そこにあったのは小さな祠だった。そしてその祠を開けて中を見ていた。
五十嵐「……これは!」
どんな物なのか気になり、中を見るとそこにあったのは、丸い鏡だった。
東郷「これは……鏡か?」
十河「…ただの鏡じゃない。これは神流の鏡」
東郷「……神流の鏡?…ってあれか?あの魂を吸い取ったり、出したり出来る」
神流の鏡は、昔とある魔女が人の魂をとるために使ったといわれている鏡だ。
十河「…それだけじゃない」
東郷「まだ何かあるのか?」
五十嵐「神流の鏡は他の世界との出入り口になっているんだ」
東郷「まじかよ!じゃあ魔物もここから…?」
十河「…多分」
五十嵐「どちらにしてもこれを壊すか、封印しなきゃならない」
東郷「そうだな。じゃあ…」
俺が鏡をとろうとしたら、いきなり鏡が光り出した。
東郷「なんだ!?」
体が引っ張られる感じがしたと思ったら次の瞬間、俺は意識を失った。
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