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「待たせたのは悪かったよ!でも、ほら10分前だし!!」
必死で弁解する僕。
次からは30分前に来よう。
平謝りの僕に、咲乃は髪をかきあげてみせた。
サラサラだなぁ、触りたいなぁなどとは決して考えていない。
「まぁ、初回ということで大目に見てあげます。
次、わたしより遅かったら、身体中の関節という関節を斜め45度に折りますので、悪しからず。」
悪しだよ!!
悪しであること山の如しだよ!!!
「…はい。」
言えませんでした。
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