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「……やっぱりまだ一馬っち待ってたんだね……」
もう、と春紫苑は呆れたように頬を膨らませる。
「今日も来ないだと?来たのは2日と3日だけじゃないかあああああ!!!!」
因みに今日は5日。
「しょーがないじゃん。今日は来てたみたいだけど帰るって。さっきメールあった」
春紫苑は携帯の画面を堂々と見せながら、勝也にとって絶望的なその言葉を述べた。
「なぜだああああああ!!!!」
「まぁまぁそう落ち込むなって!!因みに明日からまた来ないと思うよ」
「は?!それはどうゆうーー」
「合宿があるから!!因みに私もその合宿イッテキマーーース♪」
春紫苑は全てを応えずにそれだけ告げるとピシャッと教室のドアを締めた。
「……合宿?!」
その合宿がまさか自分が一馬の補習が忙しいからと断った沙理からの誘いだと思いもしない、不憫な担任ーー勝也であった。
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