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車は八人乗りのレンタカーのワゴン車、四台と乗用車一台。
一馬はいつものメンバーとではなく、紫姫の運転するワゴン車に光騎と恭一と翔と泉とエースと乗っていた。
翔とエースはいつものメンバーだが。
「今日はどこに行くんだ?姉ちゃん!!」
「なんだよく聞かないで着いてきたのかお前」
紫姫はハンドルを片手で器用に操作しながら、助手席で話しかける光騎に返す。
「……なんでもりぞおと地ってやつらしいぞ。梅石りぞおとあいらんどってとこみたいだ」
翔がその後ろから光騎にそう説明する。
「りぞおとあいらんど……ネェ」
「わかってないだろお前」
納得するふりをする光騎に紫姫は呆れる。
「あ、大丈夫ですよ。俺も全然分かってませんから!!
遊園地と海とプールと心霊スポットがあるってことぐらいしか!!」
「結構分かってるじゃないか……」
翔には違う意味で呆れる紫姫だった。
ガタッーー!
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