第四十四話

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「……なんだ?」 ふと隣でエースのことをじっと見つめていた恭一の存在にエースが気付く。 「よこせ」 「……は?!」 「……その……チロルチョコだ……」 恭一はどうやらチョコが好きだったのか、恥ずかしそうにエースに言ってきた。 「断る」 「!!!!?」 だがそんな恭一にエースが遠慮することなどなく、いつものように彼は断った。 「このチロルは俺のだ。欲しければ自分で買え」 「き、恭一……俺のブラックサンダーあげるからさ」 色々ヤバイと思ったのか、光騎が取り繕うように声を掛ける。 「ケチ……」 「!!!なんだと??!もう一回言ってみろ??!」 いやーー恭一の言うことは当たってるよエース……誰もがそう思った。 「ドケチ」 「お前!!!!!」 ……エースさん、それも当たってます!! 二人の間にバチバチと火花が散る。
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