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「……うん!!!」
黒太郎は嬉しそうに一馬に向かって返事をする。
「気合いと根性だけは人一倍だねぇ、死ねよそろそろ!!!!」
「……殺すんじゃないだろ。捕獲だーー間違えるな」
飛び込んでくるオリビアに合わせて“符陣”を仕掛けてくるヘヴン。お互いの心が通じあってなきゃ絶対に出来ない技の出し方だ。
一発は相で受けても、二発目は喰らってしまう。先ほどの攻撃を受けて一馬は身をもってそれを知った。
ならば避けるかーー
いやーーオリビアの攻撃を一馬は真っ向から受け止めた。
「なるほど、私もヘヴンの技の巻き添えにしようとしたのかい?
でも残念」
ドガアアアアアアアン!!!!!
金色の閃光が一馬たちを同時に吹き飛ばす。
「私にはヘヴンの技は効かないのさーー
そして逆も然りってか?」
金色の閃光を受けても傷一つ負ってないオリビアを見るとその言葉が嘘ではないことは証明出来る。
一馬は直ぐに体制を整えると話しているオリビア向かって黒い斬撃を飛ばした。
「……はは、上手く隙をついたみたいだが無駄だよ!」
オリビアを狙った斬撃は簡単に避けられる。後方でその斬撃をまともに喰らった壁が爆発する。もちろんそんなことでこの『古の塔』に傷がつくことはない。
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