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那智「!! (何? 何だろ……体が熱い? ……違う、胸が熱い)」
身体の異変に一瞬力が抜け、ベルトが勢いよく剥ぎ取られた。
那智「!! (ぁっ……)」
声を出す力もなくベルトが盗られ、それを横目にしながらパンツがストンと地にずり下がった。
那智は絶望に崩れながら、視線は追わなくてよい輝と桃子を追う。
絶句茫然としながら那智の目が見たものは、怪訝と軽蔑な眼差しで那智を観る、輝と桃子の顔だった。
那智「(み……観ないで……何でこのタイミングでこっちに気づくの……)
はは……ハハハハハ……」
那智は大粒の涙を目から溢し、泣き崩れながら大笑いをあげ、地に座り込んでいた。
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