~一章・生誕と云う罪~

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†††††††††††† 食事を終えた唯は 屋敷の中を探検をしていた。 「ふ~ん♪ん~♪ん~♪」 唯は鼻歌を歌いながら 廊下を歩いていく。 「ん~♪ん?ん~?」 唯は地下への階段を見つける。 「何これ~ いってみ~よぉ~」 唯は何の躊躇もなく 階段を下りていく。 「なんだろ~ なぁ~んだろぉ~?」 唯は扉の前に立つ。 「う~ん」 その扉は重いのか 寄りかかるように開けていく。 「ん~まっくら~」 そこは窓が一つしかなく 明かりはかすかにしかない 全体的に真っ暗な部屋だった。 「あなた、だぁれ~?」 暗闇に一人の少年がいた。 少年は唯の声に反応せず 窓の外を、じっと眺めていた。 ††††††††††††
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