~一章・生誕と云う罪~

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†††††††††††† 修は唯から 家族の話を聞かされていた。 「……ねぇ、君は幸せ?」 修は少女に問う、 「ここは暗いね~ 君は此処から出ないの~?」 唯には修の質問は合わなかったのか 質問の内容とは全く違う 答えが返ってくる。 「……幸せなんだろうね君は、 だからそんな風に笑えるんだ」 「幸せ?幸せって何~?」 唯は幸せという意味が分からないのか 幸せの意味を修に問う。 「僕にも、分からないや 幸せって、何だろう……」 しかし、修にも 幸せの意味は分からなかった。 そして その日は、いつの間にか 終わっていた。 ††††††††††††
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