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別の日、
「ねえ、リンク…」
「はい、何でしょう?」
「幸せって何?」
この間、少女とした会話で
ずっと気になってた疑問を
リンクにぶつける。
「それは……、」
リンクは一度
返事に戸惑いながら
自分なりの答えを出す。
「それは
愛されている、事でしょうか?」
「アイ?ってなに?」
修は愛が分からないのか
再びリンクに問う。
「愛、ですか…
私が言っておきながら何ですが
難しいですね…」
リンクは顎に額を当てながら考える。
「わからないの?」
「そうですね、曖昧なモノですから」
「そっか…」
答えが出なくて落胆する修を見て
リンクは話を続ける。
「ですから、調べておきます」
「じゃあさ、リンクは幸せ?」
何気ない、修の一言に
リンクの動きが止まる。
「私…、ですか…?」
「うん…」
驚くリンクに短い肯定を返す。
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