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老人に報告内容を聞かれ
思い出したように報告する。
「あ、はい
お子様は無事生まれになりました」
それを聞き男性は安堵する。
「そうか、よかった…」
「しかし…」
男性とは裏腹にメイドは
うろたえた様子で言葉を濁す。
「どうした?」
老人はメイドに言葉をせかす。
「あの、お子様は二人で…」
「何だと?それはまことか!?」
老人は急に落ち着きを無くし
何かを呪詛の様に呟く。
「………、………ッ」
「お父様?どうしました?」
男性は老人に声をかける。
「忌み子、か……」
「…ッ!?」
老人の呟きに男性は驚き
メイドは無言で頷く。
「忌み子…、そんな……!?」
男性は少量の涙を浮かべる。
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