~一章・生誕と云う罪~

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†††††††††††† ~数日後~ 修と名付けられた少年は 地下の薄暗い部屋に監禁されていた。 だがそれは赤子だからか 監禁と言うには余りに優しかった。 それは修を一人の執事が 丁寧に世話をしていたからだ。 修の左手には鎖が繋がれている。 それを見て 執事、リンク ドルトルートは、 修の頭をなで語りかける。 「今日から正式に 貴方に仕える事に使える事になりました リンク、と申します、と言っても 分かりませんよね…」 そこまでいって リンクはフフッと笑う。 しかし眼は本気で 彼は修の手の甲にキスをする。 「これは誓いです、貴方はこの先 裏切りといった人間の醜さに 悩まされることでしょう ですが、私は絶対に裏切りません」 そしてゆっくり リンクは部屋から出ていく。 ††††††††††††
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