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うという事に気付く。
神だからといって万能ではなく、抜けまくっているという事だ。
俺達が此処に入学したのはある人物が関わっている。
『亜空の邪神』と呼ばれる、セトという神のためだ。
セトは、今までに多くの『時空』を破壊している。
当然、そのような行為を見逃すわけにはいかないので、俺と黎はセトを追い、過去に幾つかの時空を救っている。
…まぁ、今のところ敗北の方が圧倒的に多いわけだが…。
そのセトが、この時空に現れたと報告があった。
そのため俺と黎はこの時空に出向き…情報収集などに好都合なためこの学園に入ったのだった。
★☆★☆★☆
入学早々校長の長話を聞かされるという拷問を耐え切った後…入学した生徒全員はクラス分け検査を行った。
クラス分けの方法は少々変わっており、「まず全生徒の魔力の量を検査し、その量ごとにクラス分けをする」らしい。
そして俺の魔力量検査が回ってきた。
血圧計みたいな器具に腕を入れ…数十秒後、ピーッという音が鳴った。
「え…あ…。」
検査員の人が戸惑っている。
「どうしたんですか?」
「えー…あー…いや、その、貴方はトパーズクラスです。
ト
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