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いい加減涙も引いてきて、そろそろ出発の時間も近づいてきたらしく、
天使A「準備出来ました」
「…んじゃ今度こそ行ってきます」
「達者でね、でも寂しくなったらいつでも僕の胸の中に帰っ「ソーダネー」………」
「あっ、ハ、ハル!ちょっと待て!」
「ん?」
「せ、せんべつだ! 持っていけ///」
渡されたのは、柄は黒色で刃は白い20cmほどの両刃のナイフ
「おぉ、ありがとうな」
「う//どういたしまして///」
恥じらう赤髪幼女………( ´ω`)bグッ
「なぁアレス…」
「な、なんだ?///」
修業によって得たフットワークを活かして素早く後ろに回り込み、脇の下を手で押さえて小さな体を持ち上げる
「ひゃっ!!///」
「高い高ーい」
アレスとはこの半年間で初めて顔を会わせた時から比べるとずいぶん仲良くなったなー
「は、離せ!!///子ども扱いするな!!//」
「こんなかわいらしい体じゃそれは無理ってやつですな」
「うぅ…//でも、私の方がすっごく年上だもん//」
子供口調………………( ´ω`)bグッ
「なに言ってんだ、大切なのは中身じゃない、外見だ」
「…………なにげにそれはすごく最低な事を言ってるのではないか?」
「うん、言いながら俺も思った」
不覚、せっかく子供口調になったのに……
「…………じゃ、またなーー」
「……うん、ばいばいハル」
そして俺の体は光に包まれ、再び異世界へと旅立った。
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