新しい町での新しい出会い

3/5
前へ
/5ページ
次へ
数時間ぶらぶらしていると公園に着いた。 「ここで休憩するか」 けど、どこを見てもベンチがない! 「しゃぁない、草むらで休憩しよ」 俺は手頃な草むらに座り込んだ。 座り込んで数秒で眠気が襲ってきやがった。 「く、くそ、負けてたまる…」 はい負けてしまいました。 「……ら……さい」 まだ眠いよぅ。 「こら、起きなさい」 「うーん、今何時?」 俺は声をかけてくれた人に聞いたら、 「あら、こっちが起きたか」 と、言われた。どういう意味だろう。 俺は起き上がり地面に手をつこうとすると、ふにっといい感触がした。 「うゅ…」 「ふぇ?」 俺は恐る恐る感触のする手の方を見ると、小さくかわいい果実をわしづかみにしていた。
/5ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加