4月7日

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「何かいわなけりゃならんことがありそうですね~」 申し遅れた。僕の名前は三原井賢治。毛玉の名は東海斗だ。 毛玉が答える。 「ゴメンナサイ。でもなにも壊してないから。」 小学生かっとつっこみたくなるがここで乗れば相手の思うつぼだ。 「そうゆー問題かっ。 勝手に人の部屋にはいるな。」 一つ引っかかっていたことがあった。コイツどうやって入ったんだろう。いやな予感がする。恐る恐る聞いてみる。 「お前どうやって入った。」 海斗はにやっとして(毛玉のカモフラージュはもう外していた)、針金を取り出した。 これはまさかピッキ… 「鍵、あいてた。」 コイツの相手をした僕がアホだった。鍵をしてないのも迂闊だったが勝手に入る方が悪い。 部屋に入って今度こそ鍵をかけた。これで安心だ…扉が怪獣と戦っている音がする。 「開けろ~話があるー」 10秒ほど無視する。 まだたたいてる。仕方がない。ほんとに用事がありそうだ。
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