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今日は授業の始まる一週間前だ。ちなみに今の時刻は17時。他室訪問は20時までだからまあ入れてやってもいいかな。
そんなことを思いつつバンバン叩かれているドアを開けた……ん?
誰もいない。部屋に戻ると奴がいた。窓が開いている。
まさかな。
「お前どこから入った?」
「窓。開いてたし。」
開いてたしではない。僕らがすんでいるフロアは5階である。
とりあえずへいきなふりをして、
「でっそこまでして入ってこなければならんほどの理由を聞こうか。」
コイツ突然真顔になった…これはマズいホモ宣言されたらたまったもんではない。
「俺さあ、殺人現場見てしまったんだ…マジで。そしたら犯人と目があって…ソイツなにしたと思う?」
マジで?めっちゃ真面目でかつ震えながら語るのでホントの話か…ってえーーー。
とりあえず問いに答える。
「殺してやる、とか?」
だんだんコイツの顔が青くなってきた。
「わりい、俺この部屋から見てたんだ。そしたら犯人、いきなりこの部屋の階を数えだしたんだ…」
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