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ある日の午前10時
一人の青年が机の上で書類に追われていた。
「もう嫌だ。嫌だ嫌だ嫌だ!」
ーーコンコン
「はい。どうぞ」
扉が開く。
「ヤギぃ。どうだ?なかなか大変だろう?」
「なんだ。親父か。」
ヤギぃさんの父親は小さく笑いソファに座る。
「この夢々動物園はお父さんが一から作り出し頑張ってきたものだ。あとは頼むぞ。」
「ああ、任せてくれ。」
ヤギぃさんは再び書類にサインを始める。
「じゃあ、お父さんはもう少ししたら出て行く。元気にやれよ。」
ヤギぃの父親はゆっくりとソファを立つ。
「…親父も気を付けて。元気で。」
ヤギぃの父親は小さく頷き部屋から出て行った。
「はあ…」
ーーこれからは俺が…
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