4人が本棚に入れています
本棚に追加
その頃公園では。
「なまくんー!なまくんー!ねーねー!なまくんー!」
みるちゃんがなまくんに絡んでいた。
「なによう、みるちゃん。僕は今一生懸命おかし…ゴミ拾いしてるんだけどー。」
みるちゃんはウルウルした瞳でなまくんを見つめる。
「みるちゃんもゴミ拾いした方がいいよー」
「えー。」
なまくんは立ち上がりゴミを分別する。
「これはゴミ。これは宝。宇崎さんー、これ捨てといてー?」
宇崎さんは何かを組み立てている。
「なに作ってるの?宇崎さん。」
なまくんは宇崎さんに近寄る。
「近寄るでない!ここは拙者の聖域!三次元が踏み入れてよい場所ではない!」
なまくんは宇崎さんにお構いなしに近寄る。
「えーなにそれ、人間?可愛い女の子だねー?」
「なま氏。君にこの素晴らしさがわかるのか?そう。彼女の名前はウイリアム・ウィルソン・ウマカワ・ウイリー!ちゃんだ。彼女は…あれ?なま氏?!」
「当たりクジ駄菓子屋持って行ったらガムまたくれるかなー。」
宇崎さんの目の前には大量にハズレクジのゴミが散らばっていた。
「き、貴様!」
最初のコメントを投稿しよう!