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その頃公園では。 「なまくんー!なまくんー!ねーねー!なまくんー!」 みるちゃんがなまくんに絡んでいた。 「なによう、みるちゃん。僕は今一生懸命おかし…ゴミ拾いしてるんだけどー。」 みるちゃんはウルウルした瞳でなまくんを見つめる。 「みるちゃんもゴミ拾いした方がいいよー」 「えー。」 なまくんは立ち上がりゴミを分別する。 「これはゴミ。これは宝。宇崎さんー、これ捨てといてー?」 宇崎さんは何かを組み立てている。 「なに作ってるの?宇崎さん。」 なまくんは宇崎さんに近寄る。 「近寄るでない!ここは拙者の聖域!三次元が踏み入れてよい場所ではない!」 なまくんは宇崎さんにお構いなしに近寄る。 「えーなにそれ、人間?可愛い女の子だねー?」 「なま氏。君にこの素晴らしさがわかるのか?そう。彼女の名前はウイリアム・ウィルソン・ウマカワ・ウイリー!ちゃんだ。彼女は…あれ?なま氏?!」 「当たりクジ駄菓子屋持って行ったらガムまたくれるかなー。」 宇崎さんの目の前には大量にハズレクジのゴミが散らばっていた。 「き、貴様!」
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