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住宅街にある小さな産婦人科に着く。
この産婦人科は女医で､産婦人科での診察が恥ずかしいものだった紗奈にとって
女医とゆぅだけで安心だった。
受付を済ませると
待ち合い室にタケルとならんで座る。
受付の女性に尿を採取するための紙コップを受けとるとトイレに向かった。
待ち合い室に戻ると
同じく待っていた人がすでに診察に向かったのかタケル一人になっていた。
二人きりになった待ち合い室で
『赤ちゃん出来てたらどうする?』
とタケルに問いかける。
タケルはだまったままだった。
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