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【バァン!】
いきなりドアが開き、真也達が突入してくる。
よし!音が分かるってことは、音が拾えてるってことだ。流石に徹夜しただけあった。
【ビー!ビー!】
気が付くと、真也たちが沢山の魔物に囲まれていた。ガーゴイル、サキュバス、ゴブリン、トロール、ドラゴン…………etc.
「よし、ユーク!行ってこい」
「何故我が行かねばならん!?」
「何故ってお前…………もう忘れたのか?勇者の手を取っただろ?」
「うーむ……………しかし………」
「あ、此処で俺らに会ったことは内緒でね、それと、登場はかっこよくね!」
「いや、まだ我は行くとは言ってな」
「ハイハイ、つべこべ言わずに行ってらっしゃーい!<強制転移>」
『む?ここは……………そうか、飛ばされたのか。ええい!ここは任せてお主らは早く行け!』
『お前…………ありがとう!絶対魔王を倒してこっちに戻ってくるからな!』
おうふ…………どっちも死亡フラグビンビンですな!
さて、ユークの送り込みは成功したし、あとは……………
あれ?水晶は真也を追いかける。じゃあ、ユークの方に皆の目は行かないって事だよな……………じゃあ、ユークの方に少しくらい加勢したって…………
「ちょっと、リリィもユークに加勢してくれるか?」
「妾とあやつはしゃべり方が似ていてどうも気に食わん!」
それはまぁ、しょうがないんじゃないのかな………
「ん、じゃあ、アレだほら、取り敢えず似た者同士ってことで助けてやってくれよ。<強制転移>」
頼んだぞ………………
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