最終章 全てがハッピーエンド!……………あれ?

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~ディレク城/召喚の間~ 「で、説明も受けずに即行行って、追い返されてノコノコ帰ってきたと………………」 「はい、ホントに申し訳なかったです」 「まぁ、良いです。その代わり、罰として、貴方には学園に通ってもらいます。真也様と一緒に」 「え?本気ですか?」 ニコニコとユリィは笑いながら、 「この状況で冗談を言うように見えますか?」 「うわわ!すいません!」 怖いわぁ! 「ん~では、入学手続きとか色々偽そ…………ゴホン!書かなきゃいけないので、今日はどこかフラフラしていてくださいね。あ、そうそう!お金とかありますか?入学するにはそれなりのお金が必要なんですけど………………」 「あぁ、少し位なら………………ほい」 「って!これ白金貨じゃないですか!」 「え?何?足りない?」 「十分すぎますって!これなら、後30人位行けますよ!」 「そうか、なら、この娘たちも一緒に入学手続きしてくれないか?」 言いながら使い魔のみんなを出す。 「え!?こんなにですか!?」 「あぁ、あと一人、妹も頼む!」 「もぉ~…………しょうがないですね!良いですよ!その代わり、私も学校に通わせていただきますからね!」 「え?学校行ってないのに宮廷魔法使いとかやってるの?」 「ええ、まぁ、必要なことは全て母に教えてもらいましたから。召喚師というのはなかなか特殊なんですよ」 「で、もしかして、その学費って………………」 「え?レイ様出してくれるんですか!?」 「え?ちょっ、まっ、まぁ、使い道もないし、別に払うけど、大体いくらくらいなの?」 「学園と言っても、初等部から、中等部、高等部まであって、初等部は6年、中等部は3年、高等部も3年となっています。中等部までは必ずいかなくてはいけなくて、高等部からは自由なんですよ」 ふむふむ、つまり、義務教育の体制になっているわけか。 「で、一年の学費っていくら?」 「1金貨です」 即答だった。 「なるほどねぇ、だから中等部か高等部として考えて30人か。てか、ユリィって何歳?」 「なっ!デリカシーのない人は嫌われますよ?まぁ、16歳ですけど。」 「うぃ!?ひとつ違い?」 「同じ一年生ですけど、他の人たちは16~17位の人がたくさんいると聞きます。あ、そうそう!入学試験もあるらしいので、勉強もちゃんとしておいてくださいね。後で資料をもってきますから」
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