第二章 これから…

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眼を開けると、やはり寝る前に見た倉庫だった。 やっぱ夢オチは無いよね……………………………… そんなことより、妹は元気だろうか? と、言っても義妹なのだが…………………… その事は、恐らく俺しか知らない事実だと思う。 ある日、何故か俺の部屋にあった親父の日記手帳を読んでみると、妹と俺は血が繋がっておらず、俺が拾われてきたという事実が淡々と述べられていた。 証拠に、アルバムを見ても、0~3歳頃の写真は、俺のものがない。 ちなみに、その手帳を、亜空間に仕舞ってあるため、誰も見ることはない。 【コンコン………………ガチャ】 「おはようございます」 「おう、おはよう」 ユリィが無表情で倉庫の中に入ってきた。 「朝食のご用意が出来ました。」 「わかった、着替えてすぐ行く。」 淡々と言うことを言って、出ていってしまった。 無表情はやっぱ堪えるな………………
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