第二章 これから…

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~魔法練習場~ 俺はてっきり闘技場的なものを想像していたんだが………………………小屋だな、これは そう、魔法練習場とは、黒い小屋の中で、的がいくつかおいてある、射撃訓練所の様なところだった。 『それはそうであろう、壊されても直るように魔法がかかっておるからからの。』 うお!?念話は頭に響くな…………………それはそうと、魔法はやっぱり便利だ。 ただ、それだけに魔法を悪用するバカも多いことが残念な所だな。 「魔法の適正はこの水晶で測ってもらいます!」 と、菱形の水晶を持ち出してきた。 「この水晶は、お二人の魔力の属性、量、質を検査する道具です。触るだけでいいですよ。」 「なら、先にオレから行くかな」 と、真也が言ったので、先に譲った。 ん~………………どうするか………………全力でやってみても良いものか? 『なぁに心配するでない、主には封印の術がかかっておるだろう?』 おう…指輪のこと忘れてたぜ…最早、体の一部だからな~。 助かったぜ、リリィ。 お?もう真也の結果が出たみたいだ。 何かユリィが眼を真ん丸にしてるけど… 突然真也の手を掴んで 「本当に勇者様だったのですね!」 と、言った。疑ってたんですね。ハイ。 「全属性で魔力の量は私の5倍!しかも質は最高って…もう勇者様しかありえません!」 「さあさあ、レイ様も!」 急かされたので、水晶に触って、全力で火の魔力を送り込んだ。 すると、水晶がほんの少し赤くなった。 「普通はそんなものですよ。しかし、質は最高なのですね!」 と、言われた。こんなにテンションが高いのは隣に真也が居るからだろうか? 「なあ、魔力の質って何に関係してるんだ?」 質問すると、こう返ってきた。 「魔力の質とは、魔法の威力や、使い魔のランクに関係しています。」 なるほどな~…………………ん? 「使い魔って?」 真也が代弁してくれた。 「その事も一緒にやりましょう!ついてきてください 」
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