第二章 これから…

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~第二魔法練習場~ ユリィに次に連れてこられたのは、外にある魔法練習場だった。 ここは最初の俺の想像通り闘技場的なものだった。 そして、今はユリィが地面に何やら書き込んでいる。 「できました!」 ユリィが言った。 「その陣は何?」 質問してみた。 「これは、使い魔を呼ぶための魔方陣ですよ」 と、ニコニコと答えてくれた。 まぁ、大体予想していたが………………… 「さぁ、さくっとやろうか!」 「今回もオレが先にいかせてもらうかな。」 と、言い出したので、譲る。 真也が魔方陣の上に立つと、魔方陣が光りだし、真也が消えた。 ~真也side~ 目を開けると、巨大な影が現れた。 「お前が契約を望むものか?」 何だ?このプレッシャーは? 対峙しただけで心臓が締め付けられるようだ。 だが、臆するわけにはいかない! 「ああ、そうだ!」 と、言うとプレッシャーの持ち主の姿が明らかになった。鳥だ…しかし、大きさが半端ではない。25メートル程もある、超巨大な鳥である。しかもその鳥の立派な翼からは炎がたぎっていた。 「お前が契約を望むのならば、我が翼から羽を1枚取れ。」 あの炎の中に手を突っ込めと? いや、この世界を救うと決めたんだ! こんなことで怖じ気づいていたら、前には進めない!やってやるさ! 「ハアアアアアアアアアアアアア!あ、あぁ?」 あれ?熱くない…? 「合格だ、お主を主として認めよう。 我が名は不死鳥のアイファだ。」 「これからよろしく。」 「ああ、マスター」 そう呼ぶことにしたようだ。
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