第二章 これから…

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「へぇ~そんなことがあったの………………」 で、しばらく俺の事や、リリィのことの自己紹介をしていくうちに、勇者の話題に発展して、今はリリィが説明をしている。 「ふ~ん。それでレイは下を向きながら生活をしたと……………………似てるってそういうことだったのね」 「あぁ、まぁな……………………」 そうして話をしているうちに、時は進んでいく。 ~地球/零の部屋~ 「お兄ちゃん何処行ったの?もう、丸一日経つのに、一向に帰ってこないなんておかしいよ!だめ、耐えられない、黒魔術でも何でもいいからお兄ちゃんの元へ!」 そう言うと、黒い髪をした少女の足元から薄紫色の魔方陣が現れた。 魔方陣は少女の姿を消しながら、上っていき、やがて、消えた。 ~ディレク城/荷物倉庫~ 「起きてください!」 「ん…………んん…………」 知らない天井だ…………いや、ここは倉庫か。 「何言ってるんですか?ご飯が出来てるので、早く来てくださいね!」 【バタン!】 強引な閉め方は一緒か……………… 仕方ない、ご飯を食べに行こう。 俺はピカピカな廊下を歩いて食堂へ向かった。 ~ディレク城/食堂~ 食堂につくと、真也が、更に王も席についていた。 何も言わずに王は食事を取り始めた。 俺達も、食事を始めた。 「「いただきます」」 手を合わせて一応言っておく。 「ん?その儀式はなんだ?」 王の疑問に真也が答えた。 「これは、俺達の文化で、すべての食物、人々に感謝を。という意味です」 「ほう、そんな文化があるのか。是非これから使わせてもらうとしよう」 「ええ、是非!」 言いつつ、食事はどんどん進む。 「あ、そうそう、レイどのには後で話があるので、時間をもらってもよいかな?」 「ええ、別に構いませんけど」
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