第三章 ギルド

3/18
前へ
/128ページ
次へ
「ふ~ん、そうなんだ、まぁ、いいや、じゃあ、ランクはDからね!」 ランクって何だろう? 「あ、ランクの説明してないや!ランクってのはね、SSが最高で、次にS、A、B、C、Dっていう格付けがされるの。で、そのランクによって、受けられる依頼が違うの。ランクのあげ方は後で説明するから、また私に着いてきて?」 さっきまでの敬語はどこへやら………………まぁ、全然気にしないけどさ。 ~ロビー~ なぜか着いてきたら受け付けに戻ってきた。 「うん、じゃあ、依頼でも受けてみる?依頼はね、ランクがDの人なら、一個上のCまで受けられるんだよ。で、Cランクの依頼を5回達成すると、ランクはCに上がれるの、Dランクの依頼を10回こなせしても、Cランクに上がれるの。でも、失敗を3回すると、また一個したに落ちちゃうから、気を付けてね。」 「おい!また失敗しちまったよ、このどんくさいやつのせいでな!」 おっさんがいきなり話に割り込んできた。 で、おっさんが指を指した先には、一人の少女が居た。 少女は、本当はエメラルドグリーンのはずが、煤だらけで、色がくすんでしまっている。 その事から、どんな扱いを受けているのかは、容易に想像できる。 「あらーまた失敗しちゃったんですかー、では、ランクはCへ引き下げとなりますねー」 「チッ………………しょうがねぇ!行くぞ!」 「………………はい」 少女と目が合うが、なにもしてあげられないので、もどかしく感じた。 「あの人は、失敗を他人のせいにしないとダメになっちゃう人なので、しょうがないんですよね」
/128ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1199人が本棚に入れています
本棚に追加