第三章 ギルド

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なっ!?確かにそれなら家族になれるけど、夫婦じゃん! 「じゃあ、下で待ってるね、幸いこの国は一夫多妻制だから!」 そう言って部屋から出ていった凛の顔は赤かったように見えた。 てか、何が幸いだよ……………? ワケわからん。 「…俺も降りるか…」 頭をポリポリと掻きながら、呟いた。 ~エスウト/宿屋/食堂/~ 「ふ~食べた~!ごちそうさま!」 確かに朝から結構食べたかもしれん… 「今日もギルドへ行くよ」 どうやら、スティアも宿の手伝いをするらしい。 「じゃ、行ってきます。」 そう言って俺は宿屋を後にした。 ~ギルド/エスウト支部~ 「すいません」 「はい?ああ、貴方ね。昨日の騒動は私の耳にも入ってるよ。」 「あ、ハハ、そんなことよりも、依頼入ってないですか?」 「これくらいかな?」 どれどれ…ん?草刈り…荷物運び…護衛… 掃除…謎の光の解明……ピント来ないな~ ん?待てよ?謎の光!? どうしよう………………すごく……気になります! 詳細は………… 【依頼:夜になると出てくる謎の光を解明してくれ!気になって眠れん!】 よし!すぐ行こう!と、思ったが、夜か…とりあえず、依頼主の家にいくか。 ~エスウト/依頼主の家(解明)~ 「すいませーん!ギルドの依頼を受けて来ました!」 「おお、来てくれたか!」 「とりあえず、夜活動するんですけど、どうすればいいですか?」 「そうだねぇ…じゃあ、また夜来てくれるかい?」 「はい、分かりました。では失礼します。」 そう言って俺は、そこを後にした。 ~ギルド/エスウト支部~ 「すぐ終わるような依頼ありませんか?」 「では、この、荷物の運搬の依頼をお願いします」 「分かりました!」 ちなみに、依頼人の家は受付の人が地図に丸をしてくれるので、すぐにわかった。 ~エスウト/依頼主の家(荷物)~ 「すいません、ギルドの依頼を受けて来ました!」 「おお、ありがたや、ではそこの荷物を王都のここの所まで持っていってくだされ」 と、依頼人のおじいさんが地図に丸をつけてくれた。 俺は風呂敷に包まれた荷物を持って町を出た。 ~ディレク城/門前~ 道中は普通に何もなかった。 門も普通に通れたし、問題なのは門を抜けてからだった。 真也がいた。しかも何か強そうなパーティーを連れて……………
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