第三章 ギルド

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一応荷物の運搬依頼を終わらせて、報告して、25銀もらった。 なかなかいい仕事である。 ~エスウト/依頼主の家(夜)~ 「すいませーん!また来ましたー!」 俺はノックしながら依頼主をよぶ。 「おお、やっと来てくれたか、こっちだ」 そう言って庭に案内された。 しばらく進むと、何やら青い光が… 怖っ!魔法の光となんか根本的に違うと分かる。 と………とりあえず近づかないと話にならん……………で、その光に近づいてみると、半透明の女の子が…………………は!?半透明!? いや、まさかそんなはずは… ゆ…ゆうれ…いや、言わないようにしよう。まだ確定じゃない! 「カモン!リリィ&ユティ!」 「「何で都合のいい時だけだすのよ(じゃ)!?」」 「まあまあ、そんなことはどうでもいい!そんな場合じゃないんだよ!アレ見て!」 そう言って俺は光の方を指差す。 「ああ、なんじゃ、幽霊か」 うわ!言っちゃったよ! 「で、その幽霊が何でさまよってるんだ?」 こんなこと聞いてるけど、内心ガクブルですよ! 「それは妾にも分からん、自分で聞くがよい」 そう言って、リリィに幽霊の前まで手を引っ張られた。 「は…初めまして…鈴村零って言います。よろしく」 何自己紹介してんの俺!? 「わたし………ユウ・ミリア……よろ……」 なんとか答えてくれたみたいだ……………よかった。 物静かな子なんだな……………。 うん、意外と話せるかも? 「君は、何でこんなところに?」 「分からない………気づいたら…………ここにいた………」 どういう事だろう?
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