第三章 ギルド

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~翌日/エスウト/街中(昼)~ 「ご主人様にそんな人脈があったなんて驚きです!」 「ハハッあんなの出任せだよ。ホントは俺一人でぶっ潰す」 「ご主人様ってそんなに強いんですか!?」 そういえば、俺の力って、見せたことなかったかな? ちょうどいい、一緒に行動するのに力を隠して行くのも嫌だし。 それにもしも、俺の力を見てスティアが離れていくのなら、俺は止めるつもりはない。 と、いうことで早速洞窟行くか… ~エスウト/洞窟への道~ 「そういえば、スティアってどこの出身なんだ?」 「私はこの国の南にあるスサウという町にすんでいました」 「ほぅ………いつか行ってみたいな」 「はい!ご主人様が望むのなら」 (さぁ、いつまで一緒にいられるのか…… できれば、離れたくないなぁとは思うけど………けど、前の世界トラスでは化け物扱いされたし… まぁ、全てはここが片付いてからか!) と、おれは洞窟を睨み付けながら気合いを入れた。 「我、知る、我にあだなす全ての存在を! <ノウ・エクシスト> 」 盗賊団発見!旗もあった。ホントに鷹の爪なんだ…… まあいい 俺はもうひとつ魔法を使った。 「地を這え!敵の頭領を我が元へ!<マッド・ワーム>」 魔法が発動すると、茶色の魔方陣から、モ◯ハンに出てくるフル◯ルにそっくりの、怪物が召喚された。 ~五分後~ しばらくすると、一人の男をくわえてワームが戻ってきた。 「おい!おまえがこの盗賊団のリーダーか?」 「ああ!そうだよ!」 反抗しないのはきっとワームにコテンパンにされたからだろう… 「一つ質問する!お前は人を殺して、財産奪って、そこまでしないと生きられなかったのか?」 もし、ただスリル欲しさにとかいったら……………殺してしまうかもしれない。 「ハハッ!んなわけねーだろうが!今は国王のおかげさまでなんにも起こらなねぇ!面白くねぇ国だよ!だからオレはスリル欲しさに盗賊団を結成したのさ!」 そうか、怒りは頂点に達すると、逆に頭が冷静になるってのは、こういうことか。 「はぁ…………ならば、せめて安らかに逝け!<レクイエム>」 俺が、男の頭を掴み、魔法を発動すると、男はカクンと項垂れて動かなくなった。
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