第四章 勇者が絶体絶命!?

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~東の町スートイ/街道~ 「ほら、これで文句ないだろ?なら、さっさとどっかいけやぁ!」 俺はやつらを蹴飛ばし、町の散策に戻った。 「その、お金は大丈夫なんですか?」 「およ?大丈夫さ!伊達に一ヶ月も死に物狂いで働いちゃいないぜ?」 そう、この一ヶ月、死に物狂いで働いた結果、手元には500金という、大金が入っていた。 「え………………でも、その……………………」 と、スティアは言葉を濁していた。 「ははっ!いいって、前に俺から離れないって言ってくれただろ?だから、そのお礼ってことで」 お、スティアが困った顔してる 「あ……え……その………ありがとうございます!」 「じゃあ、これから皆でスートイの探索でもしようか!てことで、皆で宿屋に行こう!」 っとその前に、クエスト受けっぱなしだったことを思い出した。 「ごめん皆!俺クエストやりっ放しだったから、すぐに終わらしてくる!」 言うと、俺は、すぐに転移でエスウトまで飛んだ。 ~東の町スートイ/宿屋/sideout~ 今、宿屋の中、零の部屋で、零の仲間たちの間でガールズトークが繰り広げられている。 「突然じゃが、妾は零の事が好きじゃ!愛しておると言っても過言ではない!」 と、リリィが言い放つと、対抗して、凛とスティアと、ユティと、ユウが、 「「「「それなら、皆おんなじよ!」」」」 と、言葉を重ねた。 「「「「「まったく!あの唐変木は!」」」」」 乙女の悩みはつきない、宿屋での一幕であった……………
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