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とにかく今はこの無限ループから抜け出さなくては!
「分かったから、蹴るのやめよう?な?痛いから」
「う………うん」
やっとおとなしくなったか…………まぁ、下着のみの女の子に蹴られるというのは、眼の保養になるというか、「ご馳走さまというか…………」
「なんのはなし?」
ふぉっ!?考えが口から漏れていたようだ。
注意しないとな。
「いや、眼福だったんでつい」
なんでそうなる!?いい加減にしろよ俺!
自分の格好に気づいたのか、恐る恐るユティは、自分の姿を確認し………………
「あ………………恥ずかしい!」
【パタッ】
あ……倒れた。
って…………倒れたぁ!?
「おーい!誰かユティに服を着せてやってくれ!」
「ハイハーイ!あたしがやるよ!」
おう、頼りになる妹がいて、兄としては嬉しい限りだ!
では、俺はこの辺で………店の外で待つか。
「あ、待ってお兄ちゃん!あたしのことまだ評価してくれてないよ?」
妹の服を評価しろと?
「おー、可愛い可愛い、特にその花柄が似合ってるね!ではこの辺で………じゃな!」
【ガシッ】
うん?何事?
「まだよ………まだ足りないわ!そんな少ない言葉であたしを攻略できるとでも!?」
イヤイヤイヤ!何攻略って!?何言ってんのこの娘!?
取り敢えず、俺がここにいるのはマズいような気がする!
適当にあしらう位しかないか。
「凛、お前は本当に可愛いな、いつも気が利くし、優しいし、本当に感謝してる。」
適当って言ったじゃんか!?
【ポッ………パタッ】
え?また倒れたの?
さて、もう他に何も俺の道を塞ぐものはないな。
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