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「待ってください!」
おう?今度は誰?凛は倒れて、ユティも倒れて、リリィとユウは向こうで下着を選んでるし、つまり………スティア?
「どうですか?似合ってるでしょうか?」
うん、回りに比べておとなしいから許す!
「ああ、すげぇ似合ってるよ、黒は結構大人っぽいと思ってたけど、その位がちょうどいいと思う。」
やべぇ、怒らせたかも。
顔が真っ赤でいらっしゃる。うつむきがちで、肩震わせて、やばくないかい?
「失礼します!」
【ピシャッ】
ふぅ、やっと外に出られる。
【ゾクッ】
な………なに?凄く背中ゾクッとしたけど、後ろ振り替えって大丈夫かな?
恐る恐るみると、そこには…………ユウがいた。
「…………どう?……………」
可愛らしく首を傾げて聞いてきた。小動物みたいだ。
「うん、水玉はいいと思うぞ!メッチャ可愛い!」
ついでに頭を撫でてやると、ユウは気持ち良さそうに眼を細めていた。
さて、そろそろ外で待つことにするか。
~ショップ:サキュバスの美徳(前)/ 20分後~
皆遅いな~まぁ、服選びは時間かかるもんか。
と、遠くを眺めていると、遠くに女性一人に対して………男が四人で囲んでる姿を発見した。
声聞こえないかな。
ちょっと悪いけど、魔法で聴力強化させてもらう。
「や………やめてください!」
「へへッいいじゃねえか別に減るもんじゃあるまいし。」
「そうだぜ?俺らと遊ぼうや」
「◯◯◯◯や◯◯◯や◯◯してやるぜ」
う~ん…………強制ナンパみたいな?
と、いうか腕捕まれてるし。
一人抑えきれないの居るから確定した。
俺行くとまた目立つし、どこかにこの一件に関わってくれそうな人いないかな?
と、ぐるッと見回すと、いた。
そわそわしながら、割り込んで行ってくれそうなひとが。
だって手を握りしめてワナワナしてるもん。
あ、女性と男達が裏路地に入ってった。
俺は取り敢えずさっきの男性を後押しするだけだな。
「すいません、追いかけなくて良かったんですか?」
と、さっきの男性に話しかける。
「え?ああ、なかなか勇気がでなくてね。行ってもボコボコにされそうだし」
何で見て見ぬふりしなかったんだろ?
もしかして
「さっきの女性と知り合いだったり?」
「え?あ、ああ、彼女と僕は付き合っているんだ」
バカヤロウが!
【バキィ!】
思わず、男を殴ってしまった。
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