第五章 脇役を決意した日

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「待ってください!」 おう?今度は誰?凛は倒れて、ユティも倒れて、リリィとユウは向こうで下着を選んでるし、つまり………スティア? 「どうですか?似合ってるでしょうか?」 うん、回りに比べておとなしいから許す! 「ああ、すげぇ似合ってるよ、黒は結構大人っぽいと思ってたけど、その位がちょうどいいと思う。」 やべぇ、怒らせたかも。 顔が真っ赤でいらっしゃる。うつむきがちで、肩震わせて、やばくないかい? 「失礼します!」 【ピシャッ】 ふぅ、やっと外に出られる。 【ゾクッ】 な………なに?凄く背中ゾクッとしたけど、後ろ振り替えって大丈夫かな? 恐る恐るみると、そこには…………ユウがいた。 「…………どう?……………」 可愛らしく首を傾げて聞いてきた。小動物みたいだ。 「うん、水玉はいいと思うぞ!メッチャ可愛い!」 ついでに頭を撫でてやると、ユウは気持ち良さそうに眼を細めていた。 さて、そろそろ外で待つことにするか。 ~ショップ:サキュバスの美徳(前)/ 20分後~ 皆遅いな~まぁ、服選びは時間かかるもんか。 と、遠くを眺めていると、遠くに女性一人に対して………男が四人で囲んでる姿を発見した。 声聞こえないかな。 ちょっと悪いけど、魔法で聴力強化させてもらう。 「や………やめてください!」 「へへッいいじゃねえか別に減るもんじゃあるまいし。」 「そうだぜ?俺らと遊ぼうや」 「◯◯◯◯や◯◯◯や◯◯してやるぜ」 う~ん…………強制ナンパみたいな? と、いうか腕捕まれてるし。 一人抑えきれないの居るから確定した。 俺行くとまた目立つし、どこかにこの一件に関わってくれそうな人いないかな? と、ぐるッと見回すと、いた。 そわそわしながら、割り込んで行ってくれそうなひとが。 だって手を握りしめてワナワナしてるもん。 あ、女性と男達が裏路地に入ってった。 俺は取り敢えずさっきの男性を後押しするだけだな。 「すいません、追いかけなくて良かったんですか?」 と、さっきの男性に話しかける。 「え?ああ、なかなか勇気がでなくてね。行ってもボコボコにされそうだし」 何で見て見ぬふりしなかったんだろ? もしかして 「さっきの女性と知り合いだったり?」 「え?あ、ああ、彼女と僕は付き合っているんだ」 バカヤロウが! 【バキィ!】 思わず、男を殴ってしまった。
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