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~東の町 スートイ/宿屋(朝)~
「ふぁ~………………おはよう、皆集まってるね」
今は皆で朝食を食べるため、食堂にいる。
「で、昨日<投影>の練習してるときにふと気付いたんだが、これ使うのまだまだ先じゃね?」
一応世界中の空にスクリーンみたいに映すことは出来るようになったけど。
「え?あ、今更ですか?まぁ、早めに解決策が出てよかったじゃないですか」
え?皆もしかして知ってた?
まぁ、そりゃ、そうなんだけど………………
「………………ゴメンね…………」
「え?ああ、別に良いよ!すぐできるようになったし」
ちょっと手間がかかるけどね。
「あ、出来たんだ、みーせて!」
別に見せても減るもんじゃないしな。
「ああ、別に良いぞ、じゃあ、このテーブルに映すからそっち見てな」
俺は水晶を空中に浮かべて、漂わせる。
これがカメラとなって、テーブルに映像を投影させる。
「じゃあ、この水晶を飛ばすから、テーブル見てろよ。よし、行ってこい!水晶」
しばらくすると、綺麗な空の色が映し出された。
「じゃあ、見たい方向にこの画面端の矢印に触れてみて。」
皆はだんだん操作に慣れてきたみたいで、楽しんでいた。
「よし、じゃあ、今度は勇者様の所に飛ばしてみますか!」
真也の元へ水晶を飛ばすと、意外な光景が映し出された。
~side真也~
~正義の町 ジャスティ~
何でこんなことになったんだろう
「ごめんよ、オレがふがいないばかりに」
「ニャニャ!ご主人様は悪くないにゃ、もっとあたしが確りしていれば、…」
そうは言ってくれるけど、なんだかモヤモヤする。
「いや、拙者が悪かったでござる」
今しゃべったのは、大槍使いのガストだ。
「うぅ、ごめんなさい、私が足を引っ張ったせいで………」
今謝ったのは、エルフの弓使い、セフィアだ。
「はぁ………もっと力があれば、こんな怪我はしなくて済んだのにな」
~sideレイ~
「緊急事態だ!」
さっそく、責任を取ってやろうじゃないか!
「じゃあ、この変身セットを使うと良いよ!」
おいおい、凛………そんなものどこから出した?まぁいい、一応着けてみるか。
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