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~西の町 エスウト/ギルドマスター室内~
【コンコン】
「マスター??」
「ふぇ?あ、ち、ち、ち、ちょっとまってね!」
何か立て込んでるみたいなので、少し待つことにする。
~2分後~
「いいですよ」
お、入ってもいいみたいだ。
中には見知らぬ20代くらいの女性がいた。
「マスターは…………あれ?代わったんですか?前来たときはお爺さんだったのに」
「あぁ、お祖父様なら、ここ最近ずっと体調が悪いんですよ。で、私はそのギルドマスターの孫兼代理をやらせてもらってる、フェン・フローレストっていいます。よろしくね」
うん?フローレスト?
「フフッ!気付きましたか?そうです、私と、ファイちゃんは、姉妹なんですよ。ちなみに、私が姉です」
そうか………………そりゃ似てるよな
「俺の名前は………フェンさんは知ってるんですか?」
彼女は首をフルフルと横に振る。
どうやら、ファイさんは、言ってないようだ。
「そうですか、じゃあ、ギルドマスターは俺の正体を知ってたので、フェンさんにも教えなくちゃと思うんですけど、いいですか?」
今度はフェンさんは首をコクコクと縦に振る。
「じゃあ、改めまして。はじめまして、レイ・ラムズスといいます以後、お見知りおきを」
言いながら、認識阻害を解き、ローブを脱ぐ。
【ボンッ】
へ?ボンッ?何の音かとフェンさんを見ると、さっきの20代くらいの女性は居なくなり、身長130センチ位の幼女が立っていた。
「あ、魔法が…………解けちゃったふぇぇぇぇぇぇん!」
え!?なにこれ!可愛い………じゃなくていやいやいや、これはあり得ないでしょ!いや、魔法って言ったか?そんな魔法も在っておかしく無い気もするけど………
「うぅ、なによぅ………なに見てんのよぅ………ちっこいとか言うなぁ!もう20なんだぞぅ!」
あぁ、言われ慣れてんだろうなぁ………だって俺まだなんにも言ってないもん。
てか、えー………………無理があると思います。
「ほら!ギルカードあるだろぅ!?」
ギルドカードを見せつけてきたので、見せてもらうと、本当に20歳であった。
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