第七章 SSランク会議

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あれ?そういえば? 話を聞いているのが少し辛くなってきたので、話題の転換を。 「魔王の討伐ってなんで勇者にやらせてるんですか?ギルドの一番強い人たちに任せればいいのに」 ふと思ったことを聞いてみると、フェンさんは答えてくれた。 「だって、ギルドの強い人が居なくなっちゃったら、この町を、この国を守る人が居なくなっちゃうでしょ?手薄になったところをでっかい魔物とかで襲われたら即終了だよ」 あ…………………そうか。 う~ん………………もう聞きたいことも聞き終わったし、適当に?宿屋でも見つけて明日に備えよう。 「貴重な話、ありがとうございました。明日は何処で会議するんですか?」 「ここだよ。ここの会議室。そこなら、防音だし、見られることがないから」 「そうですか、ありがとうございました!」 「うん、私も君と話せてよかった。じゃあ、帰りは気を付けてね、あと、明日は私と君は二つ名持ちどうしだから。ね?」 「あ、はい、どうもでした!」 俺はフェンさんに手を振りながらギルドマスター室をあとにした。 ~西の町 エスウト/宿屋:精霊の集う木~ 早速初めてここに来たときに泊まった宿に来たんだが、以前来たときより、明らかに大きくなっていた。 てか、名前変わった? 「あら、いらっしゃい!久しぶりだね!」 もちろん、ローブは脱いである。 今話しかけてきたのはこの宿屋の女将さん。 「あ、はい、久しぶりです。なんか………大きくなりましたねこの宿屋」 「おお、そうだね、きっと、アンタがお金メチャメチャ払ってくれたからだろうけど。アンタなら、いつでも泊まってくれていいからね」 あ…………そうだった!まだ、宿屋の払った分残ってるじゃん! 「はい!ありがとうございます!」 「ああ、いや、ありがとうはこっちの台詞だよ!」 お言葉に甘えて、今日は寝かせてもらうことにする。
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