第七章 SSランク会議

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「はい、和んだね、うん、じゃあ~次は地帝」 「うむ、ワシは地帝、一番の老いぼれじゃが、まだ若いもんに負けるとは思っておらん。使える属性は地の派生形鋼を使えるぞい!」 やっべぇ、プレッシャーかけまくってやがるこの爺さん! おかげで苦しむふりをしなきゃいけなくなった。 「和んだ後のこの緊張感!おれの采配完璧じゃね?じゃぁ、次は水帝!行ってくれ」 「ん、私は水帝!ここのギルドのマスター代理やってます!使える属性は水属性の派生形氷と、その上の流っていう属性使えるわ。よろしくね」 また全帝が使えない属性使える人が出てきたな。 「知ってるか?水帝の本性は…………すいませっしたぁ!次!光帝!頼んだ!」 あ~あ、要らないこと言おうとしてフェンさんに睨まれてるし。ざまぁ! 「僕が光帝だよ!使える属性は、光とその派生形の煌だよ!」 光にも派生形のってのがあるんだな。さすが光属性を司る帝だな、明るいわ。 「明るかったね……………おれの心は暗いのに……まぁいいや、次!って帝はもう紹介終わりか。じゃあ~そうだな“戦場の鬼神”さん行ってみようか!」 「うわー自己紹介とかダルッ!まぁ適当に…………何か~戦場で暴れてたら勝手に二つ名とかもらっちまいやした、“戦場の鬼神”で~すよろ~」 やる気ねぇなコイツ………あんなにダルそうに喋るやつ初めてみたわ!あ、ちなみに、戦場の鬼神とやらは声と体格から察するに男だ。 「あ………うん………そう………じゃあ次は…………あれ?雷帝飛ばしちゃったよ!てか、喋れよお前はよ!」 そう。雷帝はずっとしゃべらずにいたのだ。 「え?しゃべってエエんか!?おおきに!わいの名前は雷帝!使える属性は、雷の派生形!紫電っちゅうやつや!ものすごいで~ごっつ紫な電気がバリバリ~ってな!「ハイハイ、そこまでね」おう………」 コイツも俺と同い年な気がする。しかも、多分炎帝と雷帝はいじられ役だと思うんだ。まぁ、あくまでも予想に過ぎないけど。 俺はコイツの劣化版みたいに思われんのか?なんか悔しいな。
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