第七章 SSランク会議

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~西の町 エスウト/ギルド会議室~ 雷帝の紹介も終わり、次に移行する。 「じゃあ、次は………“紅蓮の戦姫”さん!」 「ああ、アタイは“紅蓮の戦姫”って呼ばれてる。まぁ、出来ることは火属性の派生形焔位だけどね。倒した魔物の数は、50000以上だ!よろしく!」 女性なのに、とても大胆な感じで、感心した。 説明は短かったけど、かっこよかった! 「かっこよかったね!次だけど、皆は魔物倒してて二つ名が勝手につくけど、コイツは犯罪者を狩る姿から二つ名もらってる紅一点。珍しいやつ“雷鳴の追跡者”だ!」 俺の説明長いな…………自己紹介とか考えなかった。 「ハァ、まぁ、出来ることは雷属性だけです。特に派生形とかは使えません。足止めが得意です」 う~ん………いまいちすぎるよね。まぁ本当のことだしな、紫電て何さ!? 「うん…………皆の期待通りの自己紹介ではなかったけど、足止めねぇ………何秒位?」 何で俺だけ………?紹介少なかったからか?えーと………確か……… 「相手にもよりますけど、普通の盗賊団なら、100人で2時間位ですかね」 皆は目を見開き、ハッとしているが、俺にはなんのことかわからない。 「とまぁ、普通にSSランクたりえる存在が集まった所で、会議の本題だが、最近の魔物の異常発生についてだが、報告はあるか?」 全帝が最初に手を挙げる。 「オレからだけど、一つ。20万体の魔物と聞いていたんだが、200万体位魔物が集団で襲ってきた。」 SSランクってそんな依頼ばかりやってんのかな? 「10倍かよ!他にはいないか?そんな報告。あ、ちなみにおれも2万体って聞いてたのに10万体位いたときあったぞ。確か………二日前」 最近まで依頼やってたんだ! それから続々と報告が終わり、議題が次へう移ろうとした時、 【ドンドン!】 突然ものすごい勢いで会議室の扉をノックされた。 「どうした!?」 全帝が聞くと、外から声がして、 「大変です!1000万を越える超大型の魔物の集団がこの国を包囲しています!」 はぁ!?何で今くるんだよ! 「全員すぐにいくぞ!ついてこい!」 【ダッ】 全帝はすぐに皆に声をかけて、準備をする。俺もすぐに全帝の後を追う。
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