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~東の町 スートイ/外側~
「後悔は後、後!戦場で後悔したら殺されちゃうよ?」
そうか………そうだよな!後悔は後から悔いてこそ後悔だもんな!
よし!殺ってやるぜ!そして後でいっぱい後悔しよう!
「天より来たれし雷神の矛先、その力で爆ぜさせよ!<サモン/雷雲>!」
俺は雷雲を操って魔物の大群の頭上に移動させ、雷を落とした。雷が落ちた場所は地面が砕け、炸裂し、破裂する。
もちろん、そこにいた魔物たちもひとたまりもない。そうして、しばらくすると、魔物の気配がすべて消えた。殺し尽くしたのだ。
「やっぱり君は強かったね!期待を裏切らなかった!」
はぁ、殺っちまった…………一体いつぶりに魔物を殺しただろうか?
ええい!ウジウジしててもしょうがない!2年前だって俺は殺戮をしたんだ。今回はそれに比べればどうってことない。
そうして、しばらく待っていると、念話が入った。
『すまない!全員終わり次第、エスウトの外側へ向かってくれ!』
「念話来ました?」
フェンさんが話しかけてきた。
「ええ、エスウトに向かえ、らしいね」
「じゃあ、行きましょう」
そう言ってフェンさんは走り出そうとする。
【ガシッ】
「ふぇ?」
慌てて俺はフェンさんの腕を掴む。
「ここから走るのは遠すぎます。転移で行きましょう!」
「転移は町に配置されている転移陣からしかできないはずだけど?」
「ここでのこと、そして、これから起こることはくれぐれも内緒にしておいてくださいね。じゃあ、目を瞑っててください」
フェンさんは言った通りに目を瞑る。
さて、始めるか。
俺は手を上にあげて指パッチンした。俺の転移するときのスイッチになるので、こればかりは勘弁してほしい。
【シュン】
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