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ドジなのは昔からなのでもう、スルー。 保冷剤で冷やしてもお岩さんは去ってくれなかった。 しかたないのでそのまま電車に乗る。 隣に乗り合わせた小学生が私を見て、ビクッとしたのは見なかったことに…ね……。 教室に入ると案の定、実波の悲鳴。 「ひいっ!で、出た!」 「…んなゴキみたいに言わないで」 「なんだ、千紗か。」 (…やっぱりこの子、やだ。) ───────… ──────────… 廊下で、私が告白した人とすれ違った。 まだ忘れられないよ。 そんなにすぐに忘れなくてもいいよね?
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