手紙

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「喜多! なんでそんな歩くの早いん? 待ってーや!」 彼氏の友達が叫んできた。かなり後ろにいる二人。 「恥ずかしいんだよ。ばか」 ボソッとつぶやいたのを後ろにいる二人は気づいてないだろう。気づくはずがない。 何度も振り向く私。 「好きじゃないんだから!」とか言うのがツンデレだと言われてるけど、違うと思う。 私の場合、恥ずかしくて……でもそんな所を見せたくないから好きとは言わない。いや、言えない。 喜多 美月:1998年生まれ。 私の性格は少し天然と言われている。言われいる……だけでそんなことないと思ってる。ちょっとドジで、それをわかられないようにしている。 可愛いと言われるのが嫌い。 顔はとにかく可愛くない。運動神経はないと思うが水泳部で、いい仲間に囲まれてる。 体はけっこう弱い。めんどくさがり。黒ぶち眼鏡のおバカちゃんです。 私は……弱虫です。
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