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ナギ 『おや シュエンがそんな夢を』
ワタル『朝早くキトをよんでいたのはそれでですね』
キト『神官二人もたまにはびしっと言って欲しい』
ナギ『そうですねぇ シュエン キトがいずれ地上を離れる者だというのは伝承にしるされている喜ばしいことなのですから 』
ワタル『島が 雷の火で神聖な森をなくしたその年の終わり 満天の星の中更にひとすじの雷が落ちた それは溢れた障気を清め弱り果てたこの地の守護天龍であった』
ナギ『巫女が寄り添うと天龍はみずからの力を地上に託し命を終えた いずれその力は我々 龍の一族の子に宿り龍の子として再びこの地に加護をもたらす』
ナギ『力が満ちた時 龍の子であるキトを大儀式により新たな守護天龍へと目覚めさせるのが シュエン 巫女であるあなたの役目です』
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