-試作の物言う剣(プロトタイプ・ソーディアン)-

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ハイデルベルグ 宿 宿に戻って準備といっても食料くらいは支給してくれるだろうから剣を磨いで本を借りるくらいだった それに明後日だから一日空きができた 明後日に備えてゆっくり休むか? いや、どうせなら明日は技や術を覚えよう、確かこの辺に…… 本棚から本を数冊取り出しそれを読もう、まずは――― 『マニュアルの書』 これを読めば今より隙が無くせるかもしれない 中には戦いの基本、攻撃・防御の基礎、対空戦の方法などが詳しく書いてあり今の俺に足りないものばかりだった 今日はこれを呼んでから寝よう、そう決めた、だが――― ゼロ 「………考えてみたらこれちゃんと身体動かせるところで読んで練習しないとあまり身に付かないじゃないか」 そう、少し考えればわかる事だがこれは基礎や基本を身に付ける本 つまり読みながらその通りに練習しないとほとんど役に立たなかった それに気付いた時はもう遅く完全に夜中になっていた 俺は……取り返しのつかない事をしてしまったorz 国王からの依頼引き受けるの早まったかな(ーーメ;) こうして夜虚しい気分で眠るのだった……くそったれorz
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