Prologue  ギャルゲー的展開!!

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階段を降りて浴室に向かうと、脱衣所に灯りが点いているのに気が付いた。 (あれ……?……もしかして、また父さんかな?) ぼんやりそう思ったものの、僕はそれ以上考えなかった。 やれやれと肩をすくめながら、灯りが点いたままの脱衣所に入る。 父さんが使った後なのか、浴室の扉のガラスは湯気で曇っていた。 ――おい、まずいぞ。 脳裏にふとそんな警告が浮かんだが、何故なのかは分からない。 (まだ中に入ってるのかな?でも、いつもの鼻歌が聞こえないし……。どうせ、また電気を点けっぱなしにしただけか……) そんなことを考えながら服を脱ぎ、浴室の扉を開ける。 「寒い寒い……って、あれ?」 「きゃっ……!?」 立ち込めた湯気の中、僕はしばらく状況が呑み込めなかった。 目の前には白くて細い、裸の美少女。 腰まで届く艶やかな銀色の髪が、背中にしどけなく広がっている。 しかしそれよりも一番目を引くのは、その綺麗な両胸である。
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