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プロローグ
君と夏の終わり 将来の夢 大きな希望 忘れない
10年後の8月 また出会えるのを 信じて
最高の思い出を・・・
「暑い・・・」
蝉がミンミンと鳴き喚く中、翔は先程トラックから出した荷物を運んでいた。
これから住む新しい家からは自分を呼ぶ母の声が聞こえる。
だが、返事をする気力は翔にはなかった。
「あ、やば・・・」
そう思ったとたん視界が霞んで意識が遠くなる。
最後に翔が見たのは太陽の光を背に自分を見る女の子だった・・・。
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