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辺りを見回したが、やはり梶原の姿はない。 仕方なく、うまい棒が詰まったコンビニ袋を机の上に置いた。 そして、ストラップに困っていたという梶原の様子について聞き出す為、もう一度安藤先輩の席へ向かった。 「『何ていうキャラクターですか?』って聞かれたのよ。……年の差を感じるわね」 安藤先輩は、片肘をついて物悲しい表情を見せた。 「でね、『麻生がくれたんですけど、俺このキャラクター知らないっす』って言ってたから、アンタが無理矢理あげたのかと思ったの」 「……そもそもキャラクターじゃないですけどね。知らないのに『くれ』って言ったんですか、アイツ」
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