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「・・・すみません折角なんですけど遠慮します。・・・僕にはまだ大事な約束が残ってるので。・・・昨日鈴さんと約束したんです。また明日一緒に帰ろうって。この大事な約束を守りたいんです。だから今はやめておきます。すみません折角誘っていただいたのに・・・」
「そう・・わかったわいいのよ。じゃあその約束を果たしたらまたいらっしゃい。」
「はい。ありがとうございます。
僕は笑顔で礼をいい宮下さんの母さんに見送られながら宮下家をでた。そして僕は急いで自分の家まで向かった。
(ついた・・あの話を聞く限りやっぱり今回の事件あの本が関係しているに違いない。はやく確かめなければ。)
そう考えながら僕は家の中にはいろうとしたとき後ろから声がした。
「待てよ。」
「海斗・・・」
後ろから現れたのは五十嵐海斗だった。だがいつものふざけた雰囲気ではなく真剣な雰囲気をだしていた。
「翼お前も宮下が行方不明になったことについて調べてんだろ?そしてお前の顔からみるにどうやら有力な情報を手にいれた見てぇだな。俺も協力するぜ。クラスメイトがいなくなっちまったんだ黙って見てられっかよ。ダメと言われても俺は協力するぜ。」
「海斗・・・わかった。ついてきてくれ。」
僕は海斗の目を見て海斗が覚悟をもって言ってることがわかると協力を了承した。
家の中に入った僕はまずソファーのしたに隠してあった本を取り出した。
「なんだよこの本。」
「僕は今回の事件はこの本が関係してるんじゃないかって宮下さんの母さんの話を聞いて思ったんだ。」
「いくらなんでも本はないだろ。本でどうやって人が消えるんだよ。」
「どうやって消えたのかまではわからないけどこの本・・・宮下さんの家と一緒で名前も書いてなくてポストに入ってたんだ。共通点はある。根拠はないけど僕は調べてみる価値はあると思うよ。」
「・・・お前がそこまで言うなら調べてみっか!」
「うん!」
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